家族愛にあふれる30歳
目指すのは、世代を超えて愛されるライフスタイルデザインの提案

老舗家具メーカー起立木工で働く小幡祐也さん。静岡デザイン専門学校のプロダクトデザイン科を卒業後、入社6年目の現在、輸入家具の管理を担当している。将来は、自らデザインを手掛け、感性豊かなライフスタイルを提案していきたいと語る。「祖父が大工だったので小さな頃から木を触って育ちました。祖母は美容関係の仕事をしていて、家の中でも常にオシャレをして美意識を持っている人で。父がインテリア関係の仕事で母は小さい頃によく一緒に工作やクッキー作りをして遊んでくれました。自分が今、生活の中にあるデザインや形あるものに興味があるのは、そんな家族の影響があるのかもしれません」。そう語る姿には、柔らかな物腰で実直な人柄の良さがにじみ出ていた。アート性の高いモードファッションが好みだそうで、休日は東京へ出掛けて青山や代官山でショップ巡りをするのが好きな時間だとか。２年前から習い出したピアノも、仕事疲れを癒やす趣味の一つ。「友人が結婚式で奥さんにサックス演奏をプレゼントするというので、一緒に伴奏をするためにピアノの練習を始めたんです。自分自身の結婚についてはまだイメージできていませんが、いつか好きな曲を演奏して贈ることができればいいですね」