asten PEOPLE | 2016.3月号

asten PEOPLE

すみれ

女優

マークイズ静岡のイベントで来静したすみれさん。すらりと伸びた肢体からクールな素顔をイメージしていたのが、会った瞬間に一変。破顔一笑で周囲を明るくしてしまう、素敵なオーラの持ち主だ。まさにアロハ・スピリット! 終始笑みが絶えない、インタビューの様子をどうぞ。

"映画も舞台も音楽も。人生を精いっぱい生きていきたい。"

Q.子どもの頃からこの世界に憧れがあったのですか。

小さい頃は歌手になりたかったんです。すぐにみんなの前で「これからすみれショーするよ」と言って、歌ったり踊ったりしていたみたい(笑)。

Q.その夢が今までずっと続いていた?

実は小学4年くらいのとき、宇宙飛行士になりたいと思った時期があったんです。NASAのスペースキャンプに参加して、この仕事に就けたらなんて素敵なんだろうって。でも科学が苦手で、結局すぐ諦めちゃいましたけど(笑)。そして中2の時、初めてミュージカルにチャレンジしたら、その魅力にどっぷりはまっちゃいました。もともとダンスをずっと習っていたので、それもプラスになったと思います。そしてお芝居にも興味が出て、やっぱり私のやりたいことはこれだ、と思い、カーネギーメロン大学の演劇専攻に進みました。

Q.大学ではどのようなことを学んだのでしょうか。

お芝居の練習に加えて、なまりやスピーチ、言葉の勉強や舞台での発声、シアターヒストリー、照明・音声というスタッフの仕事まで、毎日みっちりレッスンをしていました。そのおかげで、スタッフの方たちに対して、自然と感謝の気持ちになりますね。もちろん、発声やお芝居の仕方なども役立っています。

Q.仕事の舞台を日本に移しました。感じたギャップは?

物心ついたころからハワイにいたので、最初はいろいろと戸惑いました。言葉の壁も大きくて、うまくコミュニケーションがとれずにイライラしたり。しかも来日して1カ月で時代劇の舞台に出ることになって、精神的に大変でした。でもそれを乗り越えられたからこそ、今があると思います。

Q.落ち込んだときはどうしていたのですか?

ダンスや運動で体を動かしたり、カラオケで熱唱したりしてストレス発散していました。でも一番は、友達や家族、スタッフさんが相談に乗ってくれたこと。普段は割とお母さんキャラなんですけど、甘えるときは超甘えちゃう(笑)。それが良かったのかな。

Q.これまでで一番印象に残ったお仕事は?

どの仕事でも何かしら自分の中で変化や発見がありました。中でも舞台は、毎日同じストーリーを演じていても、その日の雰囲気で毎回違った作品になっていく面白さがありますね。

Q.そしてついに、ハリウッド映画(原題「The Shack」)への出演を果たすことになりましたね。

ずっと夢でしたし、まさかかなうと思っていませんでした。でもここまで来られたのはママのサポートがあったから。だから、実際にオーディション合格の連絡をもらった時、すぐに「ママ、受かっちゃった!」と電話しました。私も時代劇のメークをしていたので泣かないように、と思っていたのですが、電話口でママが泣いちゃうものだから、私も泣きそうで、上を向いてこらえました。その後、事務所や友達に報告していくうちに、だんだん実感がわいてきました。

Q.アカデミー俳優たちとの共演、いかがでしたか。

サム(・ワーシントン)さんもオクタヴィア(・スペンサー)さんも、素晴らしい俳優さんたちなんですけど、全然近寄りがたい雰囲気はなくて、本当にいい方たち! だから最初は緊張したんですけど、すぐに消えました。監督さんもプロデューサーさん、クルーもみんな家族みたいな現場でした。私が演じた精霊役がなかなか見つからなかったらしくて、撮影現場に行ったらすぐにハグして「待ってたよー」って言ってくれて。

Q.今後の目標は。

今回映画に出演してみて、映画に対する情熱が湧いてきました。海外でも日本でも映画に出たいと思っています。でも舞台からお芝居への愛が生まれたので、ブロードウェーでミュージカルや舞台も演じてみたいです。今25歳でまだ分からないこともいっぱいありますし、不安になることもありますが、お仕事を頑張って、人生を精いっぱい生きて行きたいと思っています。また静岡に来た時に、ぜひお会いしましょう!

PROFILE

1990年東京生まれ。本名は松原すみれ。7歳で母とハワイへ移住し、2006年モデルデビュー、その後11年日本の芸能界へ。以来、モデル、タレント、歌手、女優と活躍の場を広げ、昨年には映画「THE SHACK」(原題。16年全米公開予定)でハリウッドデビューを果たす。公式サイト http://ameblo.jp/sumire808/