asten PEOPLE | 2022.6月号
伊藤 大海
プロ野球北海道日本ハムファイターズ投手
BIGBOSS率いる北海道日本ハムファイターズが今年も静岡にやってくる。7月13日(水)、14日(木)、静岡市駿河区の草薙球場で「日本ハム―楽天戦」が行われる。先発陣の一翼を担う伊藤大海投手に意気込みを聞いた。

野球の楽しさ伝えたい 芯を持って突き進んで
Q.今季のチームと、ご自身のコンディションはいかがでしょうか。
まだ勝利数が少ないですが、今後につながる良い失敗を積み重ねていると思います。選手はポジティブでチームの雰囲気は良く、徐々に前に進んでいる感じがします。僕自身、開幕後は良い投球ができませんでしたが、コンディションも良くなってきているので、チームを勝利に導く姿を見せたいですね。
Q.野球を始めたきっかけは何でしたか?
父親が野球好きで、家の前でキャッチボールをしたり、野球中継を見たりして野球が身近にあったので、自然と興味を持つようになりました。小学2年の時に地元の少年野球チームに入り、本格的に始めました。
Q.どんな選手を目指していますか?
負けない勝てる投手になることです。ファイターズとして日本一になりたいし、もっと上を目指したい。なりたい姿に向かってコツコツ積み重ね、自分の思ったことをやってみることを大切にしています。目指す選手は幼いころから憧れているダルビッシュ有投手です。投球はもちろん、行動力や人間性を含めて尊敬しています。
Q.プロ野球選手に憧れる子どもたちへ、アドバイスをお願いします。
努力した分だけ結果が返ってくると思います。少しずつでいいので自分で決めたことを続けてみてください。しんどいことや辛いこともあると思いますが、楽しむことを大前提に自分の芯を持って思うままに突き進んでほしいですね。僕は子どもの頃は体が小さく、プロになれるような選手ではありませんでしたが、絶対にプロ野球選手になるという気持ちでいました。諦めずに目標を持ち続けることも大切にしてほしいと思います。
Q.静岡の印象は?
大学時代は毎年キャンプで浜松市に行っていました。温暖な気候の下、充実したトレーニングができたので印象が良く、なじみのある場所と感じています。さわやかのハンバーグが美味しくて、食べるのを楽しみにしていました。
Q.静岡のファンにメッセージをお願いします!
プロ野球の試合が開催される機会は少ないと思うので、野球の楽しさを伝えられるような試合をお見せしたいですね。ぜひ球場に来てプロ野球の雰囲気を味わってほしいし、ファンの皆さんと一緒に楽しめるように精一杯頑張ります。
PROFILE
1997年生まれ、北海道出身。苫小牧駒大から2020年にドラフト1位で日本ハムに入団。ルーキーイヤーから先発ローテーション入りして10勝を挙げ、新人特別賞を受賞。東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献。今季も先発陣の柱として活躍中。※チケット問い合わせは静岡新聞社・静岡放送事業部<電054(281)9010(平日9:00~17:00)>へ。