asten PEOPLE | 2019.2月号

asten PEOPLE

冨永愛

モデル

「しずおかでできるじぶんごと」をテーマに1月、静岡市駿河区で開かれた「SDGs COLLECTION supported by TGC しずおか 2019」にファッションモデル・冨永愛さんが出演した。近年、チャリティーや社会貢献などに積極的に取り組む冨永さんに、活動への思いなどを聞いた。

"わが子に、そのまた子に、より良い世界を。それが今の私の原動力"

Q.社会貢献活動を始められたきっかけを教えてください。

海外のコレクションを回っていた時、周りに「恵まれているからこそ何かしなきゃいけない」と義務感を持って奉仕活動をしている人たちが多くいて、宗教的な背景などもあると思いますが、そうした考え方が根付いているのを感じていました。行動するきっかけは子どもを産んだことでした。「仕事も忙しくさせてもらって、住む家もあって、子どもも生まれて、自分は幸せだな」と感じた時に、たまたまジョイセフの報告会に行く機会があって、私も何か手助けできたらな、と思ったんです。

Q.現在、どのような活動をされていますか?

ジョイセフのアンバサダー、つまり広報活動を主にしています。ジョイセフは世界の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している国際協力NGO。アフリカなど途上国で、出産が近い妊婦さんが診療所近くで待機できる「マタニティハウス」を建設したり、村を訪ねて男性たちに家族計画を教えたり。また、そういった活動が継続して地域でなされていくことを目指して人材育成をしています。私も実際にザンビアなど現地で活動を視察しました。さびたはさみとバケツしかない分娩台-といった実情も目の当たりにして、「これは支援が必要だ」と痛感しました。ジョイセフは2011年の東日本大震災から国内でも活動をしています。被災地でも毎日赤ちゃんは生まれる。活動の意義を感じました。

Q.続ける理由は何でしょう。

こうした活動をしなくてもいい世界になれば一番なのですが、問題が終わらない限り、続けていくでしょうね。子どもが成長した時に、やはり子どもを育てたいと思ってほしい。そして、安心してそれができる世界であってほしい、という思いからです。

Q.今回、SDGsへの理解を広めるためのイベントに参加されました。

SDGsについて勉強はしていましたが、活動としてはこのイベントが初めて。静岡が始まりの一歩です。日々生きていれば消費は必ずすること。その選び方で人生が豊かになる、自分の満足だけに終わらず誰かためになりうる、と知るってとてもいいことですよね。

Q.イベントには学生が多く参加しました。

私たちが小中学生の頃は、環境問題ってそれほど時間を割いて勉強しませんでした。今、私の息子は中学2年ですが、彼らは地球環境のことやSDGsで目指しているようなことについて小学生の頃から勉強していて意識が高い。ステージに上がった高校生たちもきっと「何かしないと」という思いを自然に抱いているんじゃないかと思うんです。もう、希望しかないですね。

Q.静岡の印象は?

静岡県は「広い!」というのが一番の印象(笑)。広いから何でもありますね。私、朝起きてまず煎茶を飲むんです。おばあちゃんっ子で、祖母の家に行くとお茶を飲むのが好きだったんですね。今は毎朝、南部鉄器の急須でお茶をいれています。お茶と言えば静岡。今日、高校生が試飲させてくれたお茶もとってもおいしかったです。

PROFILE

1982年8月1日生まれ。17歳でNYコレクションにデビュー。以後約10年間にわたり、世界の第一線でトップモデルとして活躍。その後、拠点を東京に移し、モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなどさまざまな分野にも精力的に挑戦している。www.tominagaai.net/jp