asten PEOPLE | 2018.5月号
大久保佳代子
タレント
昼下がりのSBSテレビが4月から大きくチェンジ。毎週月~金曜13:55から情報ワイド番組「ゴゴスマ ~Go Go Smile!~」の放送が始まった。今月のアステンピープルは、ゴゴスマ月曜レギュラーの大久保佳代子さん。番組の見どころをはじめ、大久保さんの“今”に迫ったインタビューをどうぞ!

"元気な肉体と健全な性欲を取り戻し、明るいアラフィフを迎えたい"
Q.ゴゴスマはCBCテレビ(放送エリア:愛知・岐阜・三重)ではおなじみの番組。大久保さんは2013年の放送開始からのレギュラーですね。
始まった当初は軟らかい内容でしたが、今は政治や国際問題など「今知っておくべきこと」を扱う番組になっています。時にはお天気以外全ての時間を一つのネタで通すことも。かと言って堅い雰囲気ではなく、メインキャスターである石井亮次アナウンサーがちゃらけてフワフワしたところもあるので(笑)、話が横道にずれたりしつつ、楽しく伝えています。「分かりやすい」と言ってくださる方が多いですね。
Q.世の中が動いている時間帯。緊張感がありますね。
スタッフさんは差し替えに追われていたり、使うパネルが完成していなくて、CM中に貼っていたりしますね。「わ、生放送してる」とひとごとみたいに思います(笑)。
Q.おすすめのコーナーはありますか?
コーナーというと、最後の「ちょっと気の早い明日の運勢ランキング」でしょうか。ラッキーアイテムを教えてくれるジャニーズJr.の子に注目です。そもそも決まったコーナーというものが少ない番組なので、ボケたがりの石井さんを出演者がうまくツッコめた時や、石井さんが楽しそうにしている様子が他の番組にない雰囲気を作っているんじゃないかと思います。
Q.大久保さんは愛知県のご出身ですね。
地元でのレギュラー番組は「ゴゴスマ」が初めてでした。生放送なので親が分かりやすく私の生存確認をできますし、スケジュールに余裕がある時は私も実家に戻ることができるので、親孝行ができて大変ありがたいです。
Q.大久保さんにはOLとの二足のわらじを履いていた時のイメージが今も強くあります。
「OLの大久保さん」というポジションでバラエティー番組に出ていたので、そのキャラクターでいた方が得かなと思ったのと、浮き沈みが激しい芸能界だけにどっぷり漬かる勇気がなく、逃げ道を持っていたかったのが両立の理由でした。37、8歳まで続けていましたが、ありがたいことに仕事が増えて、芸能界の仕事がない日にシフトに入る...という状況になり、体力的に限界に。会社にも迷惑かけているなと感じたので退職をしました。
Q.今ではレギュラー番組も多数。仕事への考えについて変化したことはありますか?
昔は「われが、われが」が強くて、ウケないときは落ち込んでいましたけど、今は番組全体が面白ければいいや、という見方ができるようになりました。いただいた仕事は合格点を出してまた呼んでいただけるよう大切にしたいと思っています。
Q.新たにチャレンジしたいことはありますか?
プライベートでは、ワンちゃんを飼っているので動物に関係する資格を取りたいなと思っています。仕事ではプライベートの切り売りやセクハラキャラに疲れてきたので、女優っぽい仕事が増えたらうれしい(笑)。でも一方で、50手前になっても若い男の子を捕まえて「ちょっと触らせてよ~」と明るく言うオバサンはやっぱり面白い、とも思うので、元気な肉体と健全な性欲をもう一度取り戻して、プライベートでもひと花咲かせたいです。
Q.静岡の皆さんへのメッセージをお願いします。
実家は田原市なので、実は名古屋に行くより静岡県に行く方が近いんです。子どもの頃は浜名湖パルパルに行きましたし、兄が浜松で勤務していた時期もあって身近です。静岡の皆さん、昼下がりにお茶を飲みながら「ゴゴスマ」を楽しんでいただければと思います!

PROFILE
1971年、愛知県田原市生まれ。プロダクション人力舎所属。千葉大学文学部卒。92年、光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」でデビュー。多くのバラエティー番組などに出演中。