スペシャル企画 | 2018.1月号

スペシャル企画

ゆるゆるマクロビ流 自分いたわり術

2018年 今日から始めたい

年齢を経て変化していく女性の体。自分のことなのに「どこが疲れているのか」といった体からのサインをキャッチするのはとても難しい。それは食に関しても同じこと。「体が何を欲しているのか」を知ることができたら、健康管理がもっと楽しく簡単になるに違いない。

大きくとらえ調和を取る

 まず「今日食べたもの」を思い返してみよう。「期限が切れそうだったから」「チラシで安かったから」なんて理由で選んだ食材だったら、もしかしたらそれは体が本当に必要としているものではなかったかもしれない。
 体調・体質は人それぞれ。これさえ取っておけば大丈夫、なんて食べ物はないというのは分かるけど、何を食べたら自分や家族の体をいたわってあげられるかをその都度知る手掛かりはないか、マクロビスポーツインストラクター・増田亜矢子さんを訪ねた。増田さんは個人セッションを通してさまざまな人に食と健康に関するアドバイスを行っており、2月からはグランツ フィットネスで個別相談会を定期開催する。
 「マクロビオティックの一つのキーワードとして『調和』があります。『体を引き締め温める力があるもの』と『体を緩めて冷やすもの』とのバランスです。だから体調だけでなく季節によっても自分に必要な食べ物は変化します」と増田さん。成分や質量を分析する栄養学と違い、大まかにとらえてバランスを考えていくのが「マクロビオティック=食物養生法」なのだそう。欧米発祥と思われがちだけど、日本人が唱え、世界に広めた理論。始まりは明治時代にさかのぼる。
 良い悪いに分類されているのではなく、大きなシーソーのようなものをイメージしたい。「日常的になるべく標準に近い食べ物の中でバランスを取るのが良いということが経験値として分かっています」

味覚のリセットが第一歩

 熱の入れ方や切り方でも食材の力の引き出し方は変わり、その土地その土地で昔からなされていた調理法は理にかなっているという。
 マクロビというと、無農薬野菜や玄米食というイメージがあるけど、実践するのはなかなか難しい。増田さんは「私はよく、まず調味料を変えてみてと話すんです。混じり気のない、良い物を使ってほしい。例えば自然の発酵力でじっくり醸造されたみそやしょうゆ」と無理せず続けられそうなことを教えてくれた。添加物に慣れてしまった味覚をリセットするのが体を変える第一歩だそう。「敏感になると、食べたものの反応がすぐ出るようになりますよ。体だけでなく性格が変わる人もいます(笑)」

増田亜矢子の「ゆるゆるマクロビ講座」

●1/23(火)13:00~14:00 ●1/28(日)13:15~14:15 [受講料 1,500円]
問い合わせ
グランツ フィットネス(静岡市駿河区敷地1-18-28) Tel.054-260-7235


教えてくれた人
クシ マクロビオティック コンシェルジュ
マクロビスポーツインストラクター
  増田亜矢子さん

取材協力/グランツ フィットネス

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