スペシャル企画 | 2021.6月号

スペシャル企画

「今は若いうちから戸建て」って、ホントですか 佐野社長

コロナなのに? コロナだから? 今、建売が人気!

まだまだ先が見えないコロナ禍の今、戸建て住宅は順調に売れているらしい。若いファミリーが戸建てを買うケースも増え、特に建売住宅は静岡では品薄になるほど人気だとか!静岡の不動産事情に精通した明和住宅の佐野鋭明社長にその理由を聞きました。

不動産ニーズは結婚相手と激似!?今は個性より安心安全

結婚する男性の条件として、昔は高学歴・高収入・高身長の3Kが人気といわれましたが、今は突出したプラス面よりも低リスク・安心安全を求める人が多いといいます。これ、不思議と不動産ニーズにも合致するんです。最近はマイホームにも、人と違う個性より、誰もが暮らしやすい汎用性の高さやリスクの少ない安心感を求める人が多い傾向。ですから、あらかじめ住みやすく考えられた建売住宅が人気を集めているのもうなずけます。

土地価格が上がるといい建売住宅が増える!?

コロナ禍で今の住まいが手狭になり、戸建て購入を考える人がよく見られるようになりました。お客様からも世帯間の共有スペースがなく安心できるという声を聞きますね。逆に不動産を売る側は、親族会議がしにくくなっている影響からか、それほど増えていません。その分、土地が品薄状態になり、土地価格もじりじり上昇する気配。そこで住宅メーカーは、土地と建物を一緒に販売することで購入金額を抑えることのできる建売事業に力を入れて、魅力ある物件を次々に打ち出しているのです。

金利0.5~0.6%の今は、若くても手が届きやすい

今、戸建てが売れている大きな要因はローンの金利です! 金利2.5%時代から比べると最近は約2%も低くとどまっていますので、3,000万円のローンでいうと1カ月の返済額が2~3万円近く違います。家賃8万円前後の賃貸住宅に長く住むより、若いうちに買ってコツコツ返す方が得だと考える若いファミリーにとっては買い時。20代で戸建て購入という人も少なくありません。早めにローンを完済し、子どもたちが巣立ってから夫婦2人の家を買い直す時代も訪れそうですね。

プロが考え抜いた上質な建売住宅が増加

ひと昔前まで建売住宅といえば安くて質はそこそこというイメージでしたが、今は単にローコストというだけではお客さまに選ばれないため、メーカー各社が質を追求し、建売住宅の多様化が進んでいます。当社も、注文住宅並みの高品質な資材設備を使って一軒一軒カスタマイズするという、従来の建売住宅とは違った「企画型住宅」を提案しています。プロが考え抜いて設計しているから暮らしやすさ抜群。それも建売の良いところです。

将来「いくら払えるか」想像力が大切

不動産購入は一期一会、自分が住みたい街にいい物件を見つけたら、それが買い時といえます。ただし、無理な予算組みは危険。家を買う予算を組む時のポイントは「いくら借りられるか」ではなく「月々いくらなら払えるか」で考えることです。将来、出産や子育てで夫婦共働きが難しい時期にも返済を続けられるかなど、想像力を働かせて、暮らしを楽しめるゆとりをもって計画しましょう。具体的な予算の立て方は、ぜひ不動産・住宅のプロにご相談ください。

お話を伺ったのは

明和住宅 代表取締役社長
佐野鋭明さん

取材協力/明和住宅

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