スペシャル企画 | 2019.12月号

スペシャル企画

ゼロからはじめる証券投資セミナーin静岡

『カギは長期・積立・分散』

投資に興味がある、始めてみたいという人に分かりやすく伝えるセミナーが静岡市で開催された。何から始めるの? リスクは? 種類は? 最初に知っておきたい基礎を伝える第1部に続いて、第2部では棋士で個人投資家としても知られる桐谷広人さんが実体験を紹介。株主優待で選ぶ投資についてのトークで大いに盛り上がった。

投資を始める第一歩!理想や注意すべきポイントは?

 日本証券業協会をはじめとする証券諸団体による「証券知識普及プロジェクト」主催で行われた今回のセミナー。低金利時代、会場にはこれから投資を始めようと考えている人を中心に約300人が参加した。
 第1部は「はじめてみよう証券投資!~ポイントは長期・積立・分散~」と題して、日本証券業協会の金融・証券インストラクター村松祐子さんが登壇。「証券投資とは」「株式投資のしくみ」という初歩的な知識に始まり、株式投資や債券投資、証券投資の種類の違いなどについてポイントを押さえて解説した。
 投資で使われる「リスク」とは、投資によって期待されるリターン(成果)の振れ幅のことを指し、下方向の変化だけのことではないとした上で「商品によってリスクは異なるが、ローリスク・ハイリターンの商品はありえない。株式、債券、投資信託、それぞれの特徴を理解し、見極めることが大事」と説明。リスクを減らすためにも資産や地域、タイミングを分ける「分散投資」が理想であること、トラブルは相談窓口に相談するといったことも伝えられた。

「天国と地獄」の投資体験に会場も大盛り上がり!

 第2部は「"株主優待"から知る株式投資の意義・魅力」と題して、将棋棋士で個人投資家の桐谷広人さんがリュックを背負って登場。あらかじめ用意された質問に答える形でトークが進められた。
 「証券投資を始めたきっかけは?」という質問に「プロ棋士として将棋を教えに行った際、出会った証券マンに勧められて購入したのがきっかけ」と桐谷さん。「当時はバブル絶頂期で、何もしなくてももうかった時代。調子に乗ってギャンブル的な投資に手を出したら、バブル崩壊とともにどん底に落ちました」とテレビなどでおなじみのユーモアたっぷりの語り口に、会場は笑いに包まれた。以降も、金融危機やリーマンショックのたびに「大損と大もうけを繰り返し、ほとぼりが冷めるとまた投資」と、とつとつとした口調で参加者を沸かせつつ「投資は、余裕のあるお金でするのがいい。借金までしてするものじゃない」と実感を込めて話した。

商品は株主優待で選ぶ!桐谷さん流優待ライフ

 一方、メディアで知られる「株主優待生活」については、負けを補うために株主優待を最大限利用した暮らしを紹介。現在、国内で約3700社が株式上場している中で「株主優待が充実している会社はいい会社」と持論を披露した。「株はギャンブルではない。いい会社の株を買えば自分も潤うし、日本経済の好循環にもつながる。個人投資家に支持されている会社は何か問題が起きても立ち直りが早い。一つの会社に多額をつぎ込むより、いろんな会社の株を少しずつ持つ方が、リスクが少なくて済む」と桐谷さん。「中には長期間持っている株主を優遇する会社もある。優待株投資は農業みたいなもの。種をまいて収穫するまでに時間がかかるが、確実に収穫できる。大切に育ててほしい」と語った。
 最後は、リュックの中から株主優待券を取り出した桐谷さん。期限のある優待券を使い切るために、自転車で使える店を巡るおかげで健康状態もよく、友人を食事に誘うことで人間関係も円滑なのだそう。難しそうな証券投資も、こうやって選べば楽しそうと感じた人が多い、笑顔の絶えないセミナーは盛会のうちに幕を閉じた。

取材協力/日本証券業協会

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