スペシャル企画 | 2019.9月号

スペシャル企画

一戸建てのお値段問題!

これって間違い?正解?

家がほしいと思ったとき、まず分からないのがお値段問題。チラシなどで情報収集するときに間違いやすいポイントをプロに聞きました!

坪単価が安いほどコスパが高い

× 間違い
住宅会社の販売価格を比べる際、坪単価を一番の目安にしていませんか。確かに一つの参考にはなりますが、実は坪単価の算出方法には業界共通ルールがありません。総額を延床面積で割るのか、それとも吹き抜けや玄関ポーチを含めた施工面積で割るのかだけでも坪単価は変わります。給配水工事や電気工事、照明器具などを含めずに計算している場合も。坪単価が安くても、実際に建てたときの総額が安くなるとは限らないのです。どこまで含めた金額なのか確認を。例えば当社の場合、広告で表示している坪単価はおおむね50万円超。そこにはハイグレードな水回り設備、照明器具、地盤調査などが含まれているので、特別な注文がない限り完成した家の坪単価はほとんど変わりません。

気に入った住宅会社は高くてもあきらめない!

○ 正解
坪単価が高めの住宅会社でも、自分たちの希望する家を建てるには結果的に一番トクだった、ということは十分あり得ます。逆に、坪単価が安い住宅会社を選んでも、水回り設備のグレードを少し上げたいなどと要望を出せば、100万円、200万円とすぐに跳ね上がってしまいます。価格を抑えるためにいろいろなものをあきらめた上で高くついてしまったら辛いですよね。大切なのは坪単価ではなく、自分たちが住みたい家がいくらかかるか。だから住宅会社を決める前によく情報収集して、設備やインテリアなどの希望をできるだけ詳しくイメージし、その希望を叶えてくれそうな住宅会社を絞って相談するといいですよ。

何社も見積もりを頼むと嫌な顔をされそう

×間違い
ある程度経験豊富な住宅営業さんなら、複数の会社と見積もりを比較検討されるのは慣れっこですから大丈夫。いろいろな会社を見て回った上で、2~3社に絞って見積もりを依頼すれば、どの会社も契約をいただけるよう頑張ってくれるはずです。ただ、急に数百万円も値引きするような会社は理由を確かめた方がいいですね。また、会社を選ぶときには見積もり額だけでなく、話が通じる担当者かどうかを見極めることが大切です。自分たちの夢の実現へ思いを共有してくれそうな会社を選んで、信頼関係を築いていってください。

解説:
宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー
明和住宅営業部長 細野哲平さん

取材・撮影協力/明和住宅

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