スペシャル企画 | 2021.2月号

スペシャル企画

ニューノーマル時代の家づくり

住み方買い方、どうしたらいい?

社会や働き方が変化しているこの頃、今までの家づくりの常識や理想像も大きく変わろうとしています。これからの「ニューノーマル」時代にマッチした家とのつきあい方を家づくりのプロに聞きました。

Point1:働き方が変われば暮らし方も変わる

ステイホームの間に「リモートでも仕事ができるんだ」と思った人は、将来の暮らし方を見直しておくタイミングかもしれません。毎日通勤する必要がなければ、自然豊かな郊外など、環境の良さを重視して家を構えることもできますね。自分の家を建てて快適に暮らし、リタイア後は売却して老後資金にするという手も。静岡は戸建ても比較的手が届く価格ですが、生活の変化に合わせて住み替えたい人にはマンションも選択の一つといえます。まずは自分が今後どんな暮らし方をしたいか考えておくのが、家という大きな買い物を無駄にしないためには大切です。

Point2:家は育てるものと考えておく

生活が変われば住まいも手を入れたくなるはず。最近でいえば、玄関そばに手洗い器が欲しい、あるいはワークスペースを確保したいという方も多いと思います。この先何が起こるか分からないから、建てたらそれで完成ではないと考えておくのが、ずっと住み続けたい家にするコツです。将来必要なものは後から作る、高耐久住宅を選ぶなど、設計や資金計画を練る時から将来を視野に入れておけば、どんな時も柔軟に対処できます。

Point3:最初からボーナスはあてにしない

低金利などの恩恵で、20代で家を買う人が増えています。若いうちに買えば長期の住宅ローンが組めますが、だからといって借りられる金額いっぱいまで借りてしまうと、生活の変化や思わぬ出費に対応する余裕がなくなってしまうかも。家は返せる金額で計画するのが鉄則です。ボーナスは増減があるのでなるべくローンには組み込まず、生活のゆとりとして活用する方が家族の暮らしも充実します。

光熱費や修繕費などのランニングコストも考えて、余裕ある資金計画が大切。無理なく返済する方法はプロに相談を!

Point4:話すプロより聴くプロを見つける

モデルハウスを見に行ったり、手の届きそうなセールストークを聞いたりしてワクワクしても、家の衝動買いはNGです。お客さまの「こんな暮らしがしたい」「ここが分からない」といった話に真摯に耳を傾ける営業さんを見つけて、何でも相談してみましょう。予算感覚などは経験豊富なプロでなければ分からないと思いますから、専門家がいれば心強いはずです。情報を得ながら疑問や不安を一つ一つクリアし、納得できる夢の形ができたところで現実的な一歩を踏み出しましょう!

明和住宅 営業部長
細野哲平さん
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー

取材・撮影協力/明和住宅

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